多言語サイトの制作会社、どうやって選べばいい?失敗しない依頼先の見極め方

「多言語サイトを作りたいけど、どの制作会社に頼めばいいのかわからない」
「普通のWeb制作会社でも対応できるの?専門の会社じゃないとダメ?」

多言語サイトの制作を検討しているとき、こんなふうに迷う方はとても多いです。

通常のWebサイト制作と多言語対応は、求められる知識・技術・経験がかなり異なります。「Webサイトは作れるけど多言語は初めて」という制作会社に依頼してしまうと、公開後に問題が発覚することも少なくありません。

この記事では、多言語サイトの制作会社を選ぶときに確認しておくべきポイントを、わかりやすく整理してお伝えします。

多言語サイトは「Web制作」と何が違うのか

まず前提として、多言語サイトの制作には通常のWebサイト制作には必要ない知識や対応が多く含まれます。

言語切り替えの設計と実装
ユーザーが使っている言語に合わせてページを切り替える仕組みは、技術的にしっかり設計する必要があります。見た目上は「ボタンを押すと言語が変わる」だけに見えても、URLの構造・データの管理・表示ロジックなど、裏側の設計が複雑になります。

多言語SEOへの対応
各言語のページをGoogleに正しく認識してもらうためのhreflangタグの設定・言語別サイトマップの用意・重複コンテンツの回避など、通常のSEO対策とは別に多言語特有の設定が必要です。ここを正しく対応できる会社かどうかは、重要な判断ポイントになります。

デザインの多言語対応
日本語と英語ではテキストの長さが変わります。アラビア語は右から左に読みます。中国語の簡体字と繁体字は別対応が必要です。言語によってレイアウトが崩れないよう、設計段階から多言語を前提としたデザインが求められます。

翻訳・ローカライズへの対応
翻訳は「言葉を変換すること」ですが、ローカライズはその国・地域のユーザーに合わせてコンテンツ全体を最適化することです。翻訳の手配や品質管理まで含めて相談できる会社かどうかも、選ぶ際のポイントになります。

制作会社を選ぶときの6つのチェックポイント

では実際に、どんなことを確認すれば良いのでしょうか。特に重要なポイントを6つ挙げます。

① 多言語サイトの制作実績があるか

最初に確認したいのが、多言語サイトの具体的な制作実績があるかどうかです。

「多言語対応も可能です」と書いてあっても、実績が1〜2件しかなかったり、簡単な翻訳プラグインを入れただけのものだったりするケースがあります。実績ページを見るときは、どんな規模・言語数・機能のサイトを作ってきたかまで確認できると安心です。

たとえば、ECサイト・予約システム・イベントサイトなど、さまざまな種類の多言語サイトを手がけてきた会社は、それだけ多くのケースで課題解決の経験を積んでいます。

② 対応できる言語数・言語の種類はどのくらいか

英語・中国語・韓国語といった主要言語だけでなく、アラビア語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語など、幅広い言語に対応できるかも確認しておくと良いです。

特に多方向テキスト(右から左へ読む言語)への対応は技術的に難易度が上がるため、経験のある会社とそうでない会社で差が出やすいポイントです。今は英語だけでも、将来的に言語を追加する可能性があるなら、対応力のある会社を選んでおくと安心です。

③ 多言語SEOへの知識・対応実績があるか

せっかく多言語サイトを作っても、各言語のページが検索エンジンに正しく認識されなければ、海外からの集客にはつながりません。

hreflangタグの設定・URL設計・言語別サイトマップ・コンテンツのローカライズまで含めた多言語SEOに対応できる会社かどうかを確認しましょう。「SEO対策もお任せください」と書いてあっても、多言語SEOの経験があるかどうかは別問題です。

④ WordPressとオリジナル開発、どちらにも対応できるか

多言語サイトの構築方法は、WordPressを使う方法とスクラッチ(フルオーダー)で開発する方法があります。

コンテンツ管理が中心のサイトにはWordPressが向いていますが、複雑な機能が必要なWebサービスにはスクラッチ開発のほうが適していることがあります。どちらか一方しか対応できない会社より、両方に対応できる会社のほうが、要件に合った最適な方法を提案してもらいやすいです。

⑤ 翻訳・ローカライズのサポートはあるか

制作会社によっては、翻訳の手配まで含めてサポートしてくれるところもあります。翻訳は専門会社と連携して対応している会社を選ぶと、翻訳の発注先をまとめて一本化でき、管理がシンプルになります。

自社で翻訳を用意する場合でも、「どの形式でテキストを渡せばいいか」「ネイティブチェックのフローはどうするか」といった進め方を一緒に考えてくれる会社だと安心です。

⑥ 公開後の保守・運用サポートはあるか

多言語サイトは公開してから終わりではなく、継続的な更新・メンテナンスが必要です。WordPressのアップデート対応・セキュリティ管理・コンテンツの追加や修正・新しい言語の追加など、長期的なサポートを依頼できる会社かどうかも確認しておきましょう。

制作と保守を別の会社に依頼すると、何か問題が起きたときの対応が遅くなることがあります。作った会社にそのまま保守もお願いできる体制が整っていると、長期的に安心です。

「安いから」で選ぶと後悔しやすい理由

制作会社を選ぶとき、費用は当然気になる要素です。ただ、多言語サイトにおいては「安さだけで選ぶと後悔しやすい」というのが正直なところです。

多言語サイトの費用が安い場合、その理由として多いのが以下のようなケースです。

翻訳プラグインを入れただけで「多言語対応」としている
機械翻訳をそのまま使うプラグインを入れるだけであれば、制作コストは低く抑えられます。ただしSEO上の効果はほぼ期待できず、翻訳品質への不安もあります。

多言語SEOの設定が省かれている
hreflangタグの設定など、見た目には影響しないがSEUに重要な設定が対応されていないケースがあります。公開後にアクセスが増えない原因が、ここにあることも少なくありません。

公開後のサポートが含まれていない
制作費が安くても、公開後の修正・更新・トラブル対応のたびに都度費用が発生する場合、トータルのコストが高くなることがあります。

⚠ 「何でもできます」という会社には注意

Web制作・多言語対応・SEO・翻訳・システム開発、すべてが得意という会社は多くありません。「何でもできます」と言う会社より、得意な領域を明確に伝えてくれる会社のほうが信頼できます。専門外の部分については連携先を持っているかどうかも確認してみましょう。

相談前に準備しておくと良いこと

制作会社への相談をスムーズに進めるために、事前に整理しておくと役に立つ情報があります。

  • 対応したい言語と対象国・地域(まず英語だけ、将来的に中国語も追加したい、など)
  • サイトの目的と主な機能(情報発信のみか、EC・予約・会員機能が必要かなど)
  • 翻訳の用意があるかどうか(自社で用意するか、翻訳も含めて依頼したいか)
  • 公開後の更新体制(誰が更新するか、どのくらいの頻度で更新するか)
  • おおよその予算と希望納期

これらがすべて決まっていなくても相談はできますが、ある程度整理されていると、制作会社からより具体的な提案をもらいやすくなります。

ポイント

「まだ何も決まっていない」という段階から相談に乗ってくれる会社かどうかも、選び方の基準のひとつです。要件の整理から一緒に進めてもらえる会社なら、方向性を決めるところからサポートしてもらえます。

まとめ:実績と対応力、そして相談しやすさで選ぶ

多言語サイトの制作会社を選ぶときの要点を振り返ります。

  • 多言語サイトの具体的な制作実績があるかを必ず確認する
  • 多言語SEO(hreflangタグ・URL設計など)への対応経験があるかを聞いてみる
  • WordPressとスクラッチ開発、どちらにも対応できる会社のほうが要件に合った提案がもらいやすい
  • 翻訳のサポートや連携体制があるかも確認しておく
  • 公開後の保守・運用まで長期的にサポートしてもらえるか確認する
  • 安さだけで選ばず、対応内容とトータルのコストで判断する

多言語サイトは、作る会社の経験・技術力・対応範囲によって、完成後の成果が大きく変わります。「この会社なら安心して任せられる」と感じられる制作会社を選ぶことが、結果的に一番のコスト削減になります。

「どんな実績があるか見てみたい」「まずは相談だけしてみたい」という段階からでも、お気軽にご連絡ください。

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